2007年09月05日

走れ、走れ!

こんにちは天然主婦ゆる子です。

マカオでの更なるアクシデント、さてその真相をお話しする前に

まだしばらく観光は続きます。

この後向かったのが、マカオの顔ともいえる聖ポール天主堂跡

463.jpg

完成当時は東洋で最も壮大で美しい教会だったといわれ

17世紀初頭にイタリア人修道士によって設計されたとされたのですが

1835年の火災でそのほとんどを焼失し

今はその正面のファサードが残るのみです。

長崎から幕府の弾圧を逃れて渡ってきた日本人キリスト教徒も

建設に加わっていると言われ

二段目のマリア像の周りには菊の花が彫刻されています。

壁後方の地下室には、長崎26聖人の遺骨が納められており

日本とも意外なつながりがあることを知り、

異国で懐かしい人に出会ったようで、ちょっとびっくりしました。


階段を下りた広場には、こんな果物満載のお店

464.jpg


上を見れば可愛いベランダ。

465.jpg

どこの国へ行っても、

ベランダからは生活の匂いがしてくるようで好き。



そこからこんな細道を通って、向かうはセナド広場

466.jpg



セナド広場とは、市評議会が面する

モザイク模様のタイルが敷き詰められた広場のことで

同じくここに面しているのが、聖ドミニコ教会

467.jpg

マカオで最も美しいといわれる教会で、

淡いクリーム色の建物は、まさにポルトガルのスタイルそのもの

重厚な彫りのある大きな扉を開けると、聖母子像が見えます。

468.jpg

立ち姿の聖母子像は、まだあどけなさが残る面立ちが美しく、

しばし見入ってしまいました。

見学の私たちの傍らでは熱心に祈る人たちがいて

私も振り返って、小さな祈りを捧げました。

469.jpg


そこからまた広場に出ると、

徒歩でカジノもある昼食場所へと向かいました。

ここでビュッフェスタイルのポルトガル料理をいただくことに、

ダディさんと私の二人は30分で食事を済まさねばならず

目移り、気移り、しているうちにタイムアップとなるので

サッと目に付いたものからいただくことに。

ゆえに写真はありません^^;

ポルトガル料理にはよく鰯が登場すとは聞いていたのですが

なんと、お皿の焼き魚の前には、見慣れた秋刀魚の文字が。

秋刀魚は中国語でも秋刀魚と書くらしく

炭火で焼いたという秋刀魚は、まさに日本の秋の味覚。

興味本位で食べてみたけど、レモンをキュッとしぼって食べると

まるでスダチをかけた秋刀魚の塩焼きそのまんま(笑)


さて、秋刀魚に舌鼓を打ってる暢気な天然夫妻のもとへ

ガイド嬢が静々と歩み寄り

「そろそろお時間ですけど、よろしいでしょうか」と、告げます。

にっこりしながらも時間が押しているのか、

きりっと涼やかに私たちを促す目元。

「あのぉ、秋刀魚が・・」 とは言えず

はい、と私たちも速やかに席を立たざるを得ませんでした。

港へと向かうバスの中は

天然夫妻とガイドさんと運転手の若いお兄さんのみ

次なる目的地深圳への入国カードの記入するうちに

バスがすーっと左脇に停止して、

ガイド嬢が何やら外と声を掛け合っています。

ん?と思いながら外を見ると

なんとマカオの警官が二人近寄ってきたではありませんか!

どうやら急ぐあまり、運転手のお兄ちゃん、

何か交通違反をしてしまったらしいのです。

ガイド嬢が必死で警官に訴えています、

想像するところ腕時計をいく度も指差しながら、

「この人たちは観光客で、○時のフェリーに乗らねばならず
急がないと遅れてしまう、どうかここは大目に見てくれ」

そんな感じ。

後から聞いたことには、このガイド嬢、標準語の北京語しか話せず

広東語はそれこそ片言、北京語と広東語は、

お互い外国語くらい違うそうで

いくらしゃべっても、なかなか埒があかない様子、

それから携帯電話で何やら緊急事態を連絡した後私たちを振り返ると

「すいません、バスを降りて走ってください!」 と、きっぱり。

ええっ?走る??

きょとんとしていた私たちも、ようやく事態の緊急を察知。

とにかく走り、もし途中でタクシーがつかまったら、

速攻タクシーに乗る。

「忘れ物はないですね!」

「はい!」

それではっ!ということでバスを降りました。

さぁ、ここから猛ダッシュ、

香港もマカオも運転の荒さでは定評があるらしく、

そんな車をかいくぐり、かいくぐり

歩道の人も蹴散らして走ります、まさに疾走するマカオ!

何が悲しくて、こんな異国の地で、走らねばならないのか・・

蒸し暑い風を頬に受けながら、

そんなことを思ったような、思わなかったような。

しばらく走ってメイン通りに出ると

時おりタクシーがいないか、振り返り振り返り、

何度目かでやっと空車を発見、

しかし港に着いたときは、

すでに午後2時の出港まであと10分を切っていました。

チケットを渡され、手短に段取りを教わると、

ガイド嬢は他のメンバーが待っているため、

大丈夫、大丈夫と(何が?)手を振りながら、

また風のように彼方へ。

さあ、ここからは正真正銘ふたりきり、

チケット確認後その先を見ると

出国手続きには、数十名ほどの列ができていて

これはどうみても、あと5分じゃ間に合わないという人数、

万事休す。

時計の針は午後2時を指し、ダディさんと顔を見合わせながら

「こりゃ、無理だね・・初カジノでもやって帰るかぁ」

と半ばあきらめの境地で苦笑い。

でもあれだけ走ったのだもの、やれるだけやってみようということで

出国手続きを済ませ桟橋まで走っていくと

なんと船がいるではありせんか!

どうやらおおよその出国手続きの人がいなくなるまで

待ってくれるようなのです。

そんなの知らなかったもん!

積み遅れのお客様がいても、

待たずに定刻に出発いたしますのでご注意ください、

そう言われた母国の飛行機会社とはずいぶん違うなぁと

どちらがいいとも結論のでないまま、

とりあえずこの日は定刻に遅れてしまった私たち、

そのアバウトな配慮に感謝しつつ

定刻より遅れること20分ほどで船はマカオを離れて行ったのです。

470.jpg

向かうは深せん。





posted by ゆる子 at 22:25| Comment(16) | TrackBack(1) | ゆる子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆる子さん こんばんは

写真を見ると、文化が融合してますね。
何処の国かわからなくなりますよね。
函館みたいな感じとも違うんでしょうね。

そして、ダッシュ...本当に大変でしたね。
久しぶりのことだったのでは?
異国で陸上競技しちゃったのですね。
でも、ルーズでよかったですね。
延ばすといろいろときりがないけれど、今回ばかりは助かりましたね。

そうそう、秋刀魚にはびっくり...
妙にうれしかったのでは?
日本食が恋しくなるので、ちょうどよかったですね。焼き魚を食べるとは思っても見ませんでした。
こちらも生秋刀魚がでてきましたよ。
お隣の国ですものね、秋刀魚だってあるわよね...読みながら納得してしまいました^^
Posted by ake at 2007年09月06日 00:22
本当にお疲れ様でしたね。

この暑い中の走りは大変だったでしょ〜。
船に乗れたのは良かったけど・・なんだか慌しい旅行になってしまったみたいですね。
でもその方が思い出に残りますね^^

異国の風景や建物は趣が違っていいですよね〜。
長崎と繋がっていたなんて、ちょっとビックリ。
Posted by カカシ at 2007年09月06日 07:59
いやぁ〜、大変でしたね〜!
悪いですが、笑っちゃいました(*^_^*)

お二人の秋刀魚
走って下さいと言われた時の表情
走っている姿

も〜、想像するとおかしくって〜\(^o^)/
さすがゆる子さん夫妻!

でも、そんな事があるからこそ
旅って思い出に残って楽しいんですよね(^_^)v
Posted by 幸せおまけ箱 at 2007年09月06日 09:57
■akeさん、こんばんは^^

ああ、函館みたいにも見えますか!?
確かに函館もちょっとエキゾチックな港町。
ここも海の香りがするところです、
最初の教会がイタリアの修道士が、あとのクリーム色のほうがアカプルコの修道士が建てたのだそうで
色々な国の文化が融合しているのでしょうね。
仏教とキリスト教もうまく共存しているみたいです^^

ダッシュ、久しぶりです〜
でも筋肉痛にはならなかったよ^^
まぁ、全力疾走っていうのも、ちとオーバーなんです、
街中だし信号もある、いい運動になったと思えば結果オーライでしたかえど、ラッキーに感謝ですね。

秋刀魚、日本の塩焼きそのものでしたよ^^
中華料理には焼き魚ってあまり無いらしく
これはポルトガル、マカオスタイルでしょ、なんだか美味しかったし懐かしい感じがしたけど
ここまで来て食べるかってね(笑)
Posted by ゆる子 at 2007年09月06日 18:37
■カカシさん、こんばんは^^

はい、ほんとうにお疲れさまでしたぁ(笑)
何かしらやらかすというか、
いや、今回は私たちがやらかした訳ではないのですけどね・・
アクシデントとは仲良しみたいです^^:
そうそう、いい思い出になったと思えばそれもまた楽しです。
ルートに乗って順調に進むばかりじゃつまらない!
って今だから言えるんですけど、暢気なもので。

異国情緒たっぷりのところですが
もう少しゆっくりしたかったですね、
長崎にも相通じるものを感じるのは、
やはり文化の共通性があるからかもしれません。
世界ってどこかでつながっているんですね、不思議ですね^^
Posted by ゆる子 at 2007年09月06日 18:44
■幸せおまけ箱さん、こんばんは^^

ははっ、これは笑っちゃうでしょう!
いえいえ、本人たちは必死だったんですよ(笑)
でも警官が近づいてきても
きっと何とかしてくれるだろって高をくくっていたんです、
まさか走ることになろうとは夢にも思っていませんでした
根っから暢気なんですね^^;

夫婦ってふつうどちらかがうっかりだと、
どちらかがしっかりしてるとか
たいがいそういう組み合わせになってるじゃないですか、
だけど天然夫妻はどちらも慎重さに欠ける・・
これからも色々ある人生かもしれませんが
旅と一緒、少々のアクシデントは楽しむくらいのつもりで行きたいと思っています
もちろん慎重さも忘れずにね^^
Posted by ゆる子 at 2007年09月06日 18:58
こんばんは^^

和洋折衷というのはこういう事を
言うんでしょうかとてもアジアの国とは
思えない雰囲気も感じます。
でも、中国なんだな〜とも思ったり^^

異国の地でのダッシュとはお疲れ様でした。
ゆる子さん達には非が無いとは言え
大変でしたねぇ・・・。
犯罪に巻き込まれたわけじゃないので
笑い話に出来ますけど
遅れた時の事を思えば^^;

ファンタやポカリが売ってるのには
ちょっと驚きました。
コーラは万国共通ですけども^^
Posted by じゅん at 2007年09月06日 20:58
ゆる子さん、こんばんは☆
聖ポール天主堂跡、マカオで最も美しいと言われる教会ほんとう、素敵できれいです(*^▽^*)
写真のベランダはテレビなどでしかみたことがないので、行って見てみたいです。

ゆる子さん、旦那さんアクシデントのため、走ったのですね**無事に帰ることが出来て良かったです。
時間にアバウトだったのが良かったのですね^^。
お疲れ様です☆
Posted by hope at 2007年09月07日 00:12
ゆる子さん、こんにちは^^

聖ポール天主堂と日本の思わぬ繋がりに驚きました。
外国から見る日本の歴史って感慨深いものがあります。
それにしても美しい建物です^^

映画の中にでてきそうな可愛いベランダです〜♪
グリーンがあったり、洗濯物があったり、
だけどエアコンの室外機があったりで、
このベランダのひとつひとつに家族があって、
生活してるんだな〜ってなんだか嬉しくなりますね。

ああ。間に合ってよかったです。
まさかマカオで猛ダッシュするとは思わなかったですね。
しかもまさか運転手さんにトラブル発生なんて!
ビュッフェは30分でしたか。
急げ!走れ!カマオでしたね。

シンセンではゆっくりできたのでしょうか^^
Posted by ゆゆ at 2007年09月07日 11:42
■じゅんさん、こんにちは^^

そう摩訶不思議という感じがしますよね
アジアと西洋と、そして南米の陽気な風も吹いている、
この国の歴史がそんなものを感じさせるのでしょう。
でもあと40年ほどで完全に中国の領土となり
だんだん様変わりしていくのかもしれませんね
中国への返還で多くのポルトガル人は
祖国へ帰っていったそうです。

そうそうまさかダッシュをするとはね^^;
間に合わなかったらどうしてたんだろう・・
初カジノか?
まぁそれもきっとブログのネタにしたことでしょう(笑)

ふふっ、じゅんさん目の付け所がいいね!
コーラは中国語で「可口可楽」と書きます
なんだかお口が楽しげで(笑)
街のあちこちで看板を見ましたよ^^
Posted by ゆる子 at 2007年09月07日 17:45
■hopeちゃん、こんにちは^^

二つの教会、どちらも素敵だけれど
雰囲気が違っていて面白いでしょう、
それぞれ違う国からやってきた修道士が建てたそうで
きっと大変な困難もあったと思いますよ。
聖ポールの方は日本人のキリシタンも彫刻などに関わったというのですから
なんだか親しみがわいてきますね^^

ベランダ可愛いでしょ、テレビで映っていましたか!
鳥かごみたいに完全に閉じているタイプのベランダもあるのよ、
ぜひチャンスがあったら行ってみてくださいね。

hopeちゃんくらい若ければ
なんなく走れるのでしょうけどね・・
でもいい思い出になりました^^
Posted by ゆる子 at 2007年09月07日 17:53
■ゆゆさん、こんにちは^^

聖ポール天主堂、色々な歴史が秘められているようで
ロマンを感じます。
実は菊と交互に牡丹の花も刻まれているんですよ、
それは中国のキリシタンが彫ったものだとか・・
まさに文化交流のファサードです^^

なんとなく愛おしくなるようなベランダでしょう、
こういう風景を見るのが大好きです、そこに人の営みが見えるものね。
みんなが聖ポールの前で記念写真を撮ってるときに
ベランダ撮ってる変わり者(笑)

運転手さんはまだ若いお兄さんでした
降りるときにすごく申し訳なさそうに
バイバイって手を振ってくれました、
あちらでは香港でもマカオでもみなバイバイって言って
可愛く小さく手を振ります。
その仕草と語感が好きになりました^^
ビュッフェ、滑り込みでいただいたカボチャのスープ美味しかったです♪
Posted by ゆる子 at 2007年09月07日 18:05
おはようございます^^

異国の建物の写真 ステキですね
私も 可愛いベランダに あこがれちゃいます。
我が家には ベランダがない!^^;

そして 異国での 疾走 ご苦労様
緊張感と 疲れで 大変でしたね

残念なのは 食べ残した 太刀魚^^;(笑)
Posted by 優 at 2007年09月08日 10:08
■優さん、こんにちは^^

私も書きながら、写真を載せながら
ああまた行きたくなっちゃった〜なんて思いました。
世界の文化交流のような
ちょっとエキゾチックな雰囲気が魅力です。

優さんもベランダ可愛いと思いましたか^^
お花が飾ってあったり、洗濯物がゆれていたりすると急に親しみがわいてしまいます。
ああ、どこの国も一緒、日々の暮らしがあるのだろうな
ここで笑ったり泣いたりしてるのだろうな〜
そんなことを思います。

優さん、ふふっ太刀魚じゃなくて秋刀魚だよ^^
でもそんな優さん、私と一緒で
ちょっと天然(しつれい!^^;)
可愛いな〜と思いました、そして太刀魚も好きですよ!
文字も一文字違いだものね^^
Posted by ゆる子 at 2007年09月08日 17:39
あんりゃ^^;
やってしまったぁ(爆)
Posted by 優 at 2007年09月08日 19:24
■あんりゃ、優さん^^
やってしまったね、でもなんだか、そんな優さん見てるとホッとしてしまうのよ。
私も一緒だから(笑)
Posted by ゆる子 at 2007年09月09日 07:40
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